読んだ本の記録。雑記。

どの本を読んだか忘れないように記録をつけています。

心配事の9割はおこらない 枡野俊明

曹洞宗住職が書かれた本

わたしは禅が好きなので日々の生活に役立てるためにお勧めしたい本です。
難しい事が書かれているわけではありません。

禅に興味がない人でも読んでみて欲しい。本の内容に悪い意味での宗教感は感じられないと思います。

当たり前のような当たり前でないような事がツラツラと書かれています。
お坊さんは昔はカウンセラーとしての役割もおっていたそうです。
心理学よりも臨床という側面からみれば歴史もあり信用がおける言葉かもしれません。

読んで理解できない覚えられない事も多いです。それでも読んだ事がいつか何かの役にたつのではないかと期待させてくれます。

わたしは地方に住んでいるのですが交通事故にあってしまって
車もバイクも無い生活を送っていました。
なんとかなっていましたが、行動範囲が極端に狭くなり窮屈な生活を送っていたところ
友人がつかっていない原付きをもっていっていいと言ってくれました。
今、ありがたく使わせて頂いております。
実働のバイクなので、売ればいくらかにはなるだろうに、お金をとらずに使わせてくれています。
これがわたしにはできない喜捨という事かと知りました。
自分には出来ないことを実践している友人に対して尊敬の気持ちを持とう。
その喜捨によって快適な生活を送らせていただいている事に感謝の気持ちを持とう。
気持ちを表す事をしようと思います。


本の中に記載のあった、響いた言葉
最後の一つ以外はわりと見聞きする事のある言葉ですが、あらためてこの本で読んで
心に響くものがありました。

日日是好日
「本来無一物」
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候」

 

本書では仕事を選ぶ際、普通に考えるとその仕事が好き。ずっとやりたいと思っていた。が判断基準になると書かれているがこれには違和感を持ちました。

文中に言及されてもいましたが、給料がいい、休みがたくさんある、かっこいい等だけが
判断基準。多くの人はそうだと思うし、それでいいそうあるべきと思っている部分もある。

どう考えるべきかは自分で判断する必要があるとはいえ、真剣に考える価値のある事を
問いかけてくれています。