読んだ本の記録。雑記。

どの本を読んだか忘れないように記録をつけています。

カルトの子 米本和宏

いくつかの有名な新興宗教団体を強く批判した本。
批判の姿勢がつよすぎて、ワイドショーをみてる気分。
本当にこんなにだめだめなんだろうか。書籍にしては偏りすぎた内容に思う。

この本の書き方の問題なのか、内容を素直に信じられないが読みすすめていくうちに
本の内容に取り込まれ、ヤマギシ会の子供に対する暴力は怒りをおぼえた。

新興といわれていない宗教は長い時間をかけて社会と折り合いをつけてきたんだろう。
異端である。異常であると社会からみなされる事は、
ほぼ全ての宗教が通ってきた道なのかもしれないなと思いながら読みました。
仏教はカルトと言われてもおかしくない気がする。(インドの新興宗教だから)
キリスト教はカルトと言われるのが想像できない。まさにカルトというような歴史をもっていると思うが。

宗教について考える事は社会を理解するための一助になるのではないかと思う。
なのでカルトを含め、どのようなものなのか知る事は視野を広げられる事と思うが
この本はあまりお勧めしたくない。
カルト=クソ。といっているよう。その程度の認識であればテレビを見ていればいいだけだ。

わたしにとってはハズレとは言い切れないが、決してあたりではない期待はずれの本でした。