読んだ本の記録。雑記。

どの本を読んだか忘れないように記録をつけています。

アンダーグラウンド 村上春樹

「約束された場所へ」(加害者側へのインタビュー)を読みたかったのに間違えて借りてきた。
被害者側の言葉はニュースなどでそれなりに情報が出ているので興味のない話題ではあったが、そのうち読むつもりはあったので読んでみる。
ニュースの延長のような感じで、時間をさいて本として読む必要は今はないと思う。
事件から時間が経過するほどこの本の価値は高くなるでしょう。
10年後には学術書として扱われるかもしれない。

本の内容
被害者がマスコミのオウム報道をみてマスコミに対する不信感が強くなったというのが印象的。インターネットができたおかげなのか、年々マスコミへの不信感はつのっていく。
マスコミへの不信感は強くすべきと思う。やりたい放題やりすぎた。
マスコミは背筋をただしていくか、解散すべきと思う。
なくて困るものでもないだろうし。ラジオでいい。

本を読んでみてみな加害者を憎むものと思っていたが、
加害者を憎まない人がかなり多い。日本人としての感性が影響しているのか?達観している。
自分が被害にあったらと想像すると(想像することは難しいが)加害者を憎む気持ちが出てくるように思う。ただし自分で報復するわけにもいかないので、結局はこの本の多くの人と同じように自分の怒りと折り合いをつけて、被害者を憎まないというカタチに収まるのかもしれない。

後遺症がないか聞かれることが嫌だという人がいた。
これは自身の経験と照らし合わせて理解できる部分がある。
わたしは事故で頭を強打してくも膜下出血をやっています。事故前後の記憶はないし事故後も一ヶ月間ほどの間の記憶は断片的です(泥酔した翌日の飲んでいた時の記憶のような感じ)
高次脳機能障害は検査の限りはないといってもらっているが、これはわからない。こわい。
生活の中で知るしか方法も無いよう。
後遺症がないか聞く人は、他意もなく心配でいっているんだろうが、聞かれる方は
自分が一番知りたいがわからない情報である。5年後後遺症で倒れる事も考えられるだろうし。
知識が無い言葉は酷いと感じる。心配で聞いているという言い訳がある部分にも怒りを感じる。
難しいが人に無遠慮に心配している振りをする言葉はかけないよう考えていく。