読んだ本の記録。雑記。

どの本を読んだか忘れないように記録をつけています。

約束された場所で 村上春樹

地下鉄サリン事件後、(元)オウム真理教信者に対して行ったインタビュー。

面白い。ニュースでは頭のおかしい悪者としてしか報道されていなかったと思うが、内部の人間がどういう人々だったのか理解する材料となる。
被害者の話は想像できる部分が多いが、
加害者の考え。何を考えていたのか考えていなかったのかは想像もできない。
(カルトと言われるような宗教団体に所属していた人々という事もあってなおさら想像できない)

それぞれの人の人生観。
自分も含め影響された、ノストラダムスの大予言の言及が多く感じた。
マスコミの悪を感じる。

この本は事件が風化しきってしまう前に読んでおくべきだと思う。
あらゆる事に対して自身が加害者にならないと言い切れる社会人はほとんどいないはず。
知っておくべきインタビュー。