読んだ本の記録。雑記。

どの本を読んだか忘れないように記録をつけています。

聖なるズー 濱野ちひろ

嫌悪感を感じる人がおおい本だと思います。注意。

動物を性的な意味も含め愛するズーという人達の本。全てではないがセックスを含めるケースが多い。

犬をパートナーとする人が多く、性的な部分がクローズアップされる事がおおいが本質はパートナーと対等であるという事。

動物とのセックスというと嫌悪感を感じるが、動物を対等に捉えるという部分には共感できる部分はある。

猫を飼っていた事があるが、飼う前とでは捉え方が変わった。
もちろん性的な興味はわかないが、生活を共にするにつれ人としてのパーソナリティを強く感じるようになっていった事を思い出す。

 

去勢について。
これはどうなのかと考えた事は何度もある。
だが私は愛するペットの性をうけいれる事はできない。

ズーという人達は、性を含めて受け入れている。私にとって猫は家族だった。
猫の成長につれ、自分の子であり、兄妹であり、親になった。恋人にはならなかっただけ。

共感できなくもない部分も多いのだが、自分の常識として感覚としてペットを性の対象とするという考えが一切無い事から、気持ち悪さを強く感じる。
これはゲイであったり、障害者であったり自分が関わったことの無い人達に感じる感覚が多く含まれているように思う。

一般化する事があれば、この本を読んだ時に感じる嫌悪感は薄れていくものと思う。
事実としてこのような人達が存在している。現実に起きている事を知るという意味で
読んでおくべき本。