読んだ本の記録。雑記。

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ポスト•ヒューマン誕生 レイ•カーツワイル

分厚いです。
約600ページ。字も小さい。
図書館で借りたので期限内に読み終わるか不安な文字数です。

歩きながら本を読む事も多いし、外で読む事が多いので、この本のデカさはちょっと困りました。2冊にわけてくれ…

読んでいてノストラダムスの大予言を、思い起こさせる。
なんでだろう。


本文から引用
"ウェブを使った取引に現在見られる不便なことは、時代の趨勢が電子の世界に有利なものへと勢いよく変わっていく中で、徐々に解消されるだろう"

これはテクノロジーだけの話では無いかもしれないがAmazonで日々感じている事。
Amazonが出てくる前は、通信販売には面倒やリスクがあるものだった。
Amazonによって安心して安く早く手に取れるようになった。
店に行くより便利で安くなって、店頭で買うメリットが少なくなった。

これにVRだとかARだとか、いろんな技術が上塗りされていくと思うと、
さらに実店舗の存在意義が薄れていく事は想像できます。
今は実店舗にいかないと実物を確認できないという事がある。
書店で考えると陳列されている商品を眺める楽しみもない。

現時点で、その他の多くの通販のデメリットは解消されている。
配達まで時間はかかっていない。不具合があった場合の返品もかなり簡易。
商品が到着しなかったことは私は一度もないし、あったとしても対応してもらえる
安心感がある。

いぜんにいったアメリカの田舎街では、本屋がほぼ消滅していた。
海外の書店に訪問することが楽しみだったのでこれは残念だった。

 

ムーアの法則のようにテクノロジーは指数関数的に進歩しているんだそうです。

本の中で語られている未来のテクノロジー2020年代後半にはかなり多く発展するだろうと言われている。すぐそこの未来。実際はどうなるのでしょうか。

 

テクノロジーの崩壊の部分で。
この本で言うとおりの速度で散歩しないとしても、いずれテクノロジーは想像できる事を実現していくんだと思わされる。

そう考えた時、テクノロジーの放棄という選択が魅力的に見えてしまう。
テレビが幸せをくれたのか?携帯電話やSNSが何をくれたのか。

便利にはなっているが必要なもの。幸せをもたらしてくれるものというのはどれほどだろうと思う。

文明を拒絶しているアーミッシュの選択に先見の明を感じてしまう。
現在ではまだわたしはアーミッシュの選択は極端だと感じるし、悪い言葉で言えば
馬鹿らしいと見える。
だが、今後のテクノロジーの発展を想像した時に、幸福へ近づく方法の一つに
テクノロジーの拒否。放棄が含まれるのかもしれない。

 

分厚く。読むのが大変な本だったけれど、考えさせられる本でした。
著者の予言がどの程度的中するかはわたしにはわからないけれど、
遠い未来であれば多くが実現していくことだとは思う。

SFが好き。テクノロジーに興味がある。話のネタがほしい人は読んでみてください。
分厚いけれど今読む価値があると思います。