死について書かれた本。
著者の本を読みたいけれど、興味のあるテーマで無いのでどうかと思ったけれど
面白く読めました。
自分についてはとうの昔に意識することがなくなった観念。
人並み以上に死の危険を味わっていると思うが、死について恐怖を抱いた事はない。
それどころか、また死ななかったか。と思ったことすらある。
最近も事故でそれなりの怪我を負いました。
脳に障害が残った可能性もあったと思います。たぶん残っていないけど。
大きな事故で生き残ると、まだ死ぬと決められた時ではないという運命を感じます。
普段は運命など信じていません。
著者は特殊かもしれないが、孤独についての記載が面白い。
他者のかんじる孤独というモノをしれる。
高学歴で小屋暮らしという変わった経歴の著者が何を考えているのか。面白い。
普通のレールから外れる事に憧れはあるが、さぞおそろしいだろうと自分の事であれば考える。
著者も不安はあるようだ。
それでも普通を捨てている事に憧れをもつ。
私も今、普通を捨てようとしているので普通についてはタイムリーな話題。
憧れと不安の間で揺れ動いています。
できれば著者の他の本を読んでからの方が楽しく読めると思います。
この本から読み始めても楽しめるかもしれないけれど、もったいない。
